紅あぐーとは


紅あぐーとは、沖縄在来種アグー(♂)とランドレース(♀)を掛け合わせた豚を沖縄の気候風土に合った環境と、喜納農場2代目の喜納憲政(ノリマサ)が35年以上研究したこだわりの独自配合飼料(小麦、パン粉、米、甘藷、紅芋、木酢液、泡盛もろみ酢粕、活性炭、乳酸菌など配合)で育てたブランド豚です。

アグーは産子数が少ないことや、もともとのアグー自体が少なく血が濃ゆいために飼育や種の保存が難しい部分があります。

喜納農場では比較的脂身が少なくて赤身比率が高いとされるランドレースとアグーを掛け合わせることにより、生産性の向上と品質の保持に努めています。
通常の豚の飼育にかかる日数は180日ほどなのですが、紅あぐーは体が小さく成長がゆっくりしているため240~270日かけて育てています。
その間、豚さんが快適に過ごしながら成長できるよう、毎日観察し、餌の量を調整したり、体調の管理、気温、空調などに十分気をつけて育てています。

そのように育てた紅あぐーはコレステロールが低く、ビタミンB1が多い、旨味成分が通常の豚肉の2倍!また、ノリマサ作の美味しい飼料を食べて育った紅あぐーの脂身はとろけるように美味しく、赤身には旨味とコクがあり香ばしいと評判です。

紅あぐーとは

紅あぐーロゴ

紅あぐー物語


みなさん「アグー」ってご存知ですか?

みなさん「アグー」ってご存知ですか?

「アグー」とは琉球在来豚の原種で、 1385年頃に中国より琉球王国に渡来しました。
黒くてたくましい体つきで、顔がながく、耳がたれていかにも 原種(猪に近い)感じの品種です。
戦前まで一般的に食されていましたが、戦後の混乱のなか数が激減し、 小型で、発育の遅いアグーではなく、生産性の高い白豚が浸透していく中で すっかり姿を見なくなってしまい、気づくとなんと18頭にまで減少してしまっていました。

絶滅寸前のところを「アグー」を愛する人々の努力により、 約10年かけて戻し交配が行われて少しずつ復活してきたのです。また、アグーは成長が遅く飼育方法にもすごく気を使う品種なのですが、 その肉質は優れていて、霜降りの割合が一般肉豚(LWD)に比べて5%と多く、 脂肪の溶ける温度(脂肪融点)が一般肉豚(LWD)に比べて38.1度と低く、 口の中に入れると、あま~い脂がとろけます。お肉も柔らかくコクがあり最高の豚肉です。

※カタカナのアグーは原種となります。ひらがなのあぐーはかけあわせとなります。


父ノリマサ「アグー」と出会う

父ノリマサ「アグー」と出会う

10年前ぐらいでしょうか。アグーに興味を持った私(しのブー)の父、喜納農場2代目の喜納憲政(ノリマサ)が趣味で数頭育てており、アグーの持つ特性をもっと引き出すにはどうしたら良いかとアレコレ試行錯誤していました。
その時期にたまたまスーパーで購入したあぐーが美味しくないこと、それがみんなにあぐーとして食べられていることにショックをうけたそうです。

美味しくないあぐーを食べ、あぐーはこんなものだと思われるのはウチナーンチュ(沖縄の人)として悔しい。ちゃんと美味しいあぐーをみんなに食べてほしいと考え、アグーを育ててブランド化することに決めたそうです。
実はどんなに品種が良くても与える餌や飼育方法、環境でお肉の味は大きく変わってきます。
育てる品種の持つ特性を熟知し調整して育てないといけないのです。「アグー」というだけで美味しいわけではありません。
アグーは原種なので獣臭をうまくコントロールしなければ臭みのあるお肉となってしまいます。やると決めたあとの父の研究は大変なものでした。
飼料の調整、飼育環境の調整、あぐーの成長の研究など毎日夜遅くまで没頭していました。
また、アグーの特性を活かすことプラス、美味しさ、生産性を考えてアグー×ランドレースを掛け合わせた品種にしました。そして、35年以上かけて作り上げた独自配合飼料を与えて育てた「紅あぐー」というブランドを誕生させました。


紅あぐーの裏話

紅あぐーの裏話

ちょっとした裏話をしたいと思います。実は私は豚肉特有の臭みにとても敏感でとても苦手です。
正直なところ紅あぐーをブランド化した当初は美味しいと心から思うことができませんでした。
どうしてもどこかにアグーのあの獣くささを感じるというか、違和感があるというか、うーんと感じていました。
それが父ノリマサの研究魂に火をつけたらしく、アグーの持つコクのある旨みと甘みのある脂身を活かしながら獣臭をいかにおさえるかの研究に入れ込みました。
飼料の中に海藻を入れてみたり、豚の飲むお水の質を調べ腸内細菌を整えるための菌を配合したり、アグーの肉質に合わせて発酵飼料を増やしたり、ビタミンミネラルの強化などなど、様々な努力をしていました。1年後ぐらいだったでしょうか。改めて食べた紅あぐーの肉質の変化にびっくりしたことを覚えています。
しっかり旨みがあり、コクもある、赤身の歯ごたえも良い。何よりスーッととろける脂身の美味しいこと甘いこと。バランスってこういうことなのだなぁと本当に感動したのを覚えています。
以来、紅あぐーを毎日食べるようになりました。